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町の話⑤ 群言堂 [町のこと]

*町の話⑤ 群言堂*

群言堂は、石見銀山の町並みの一角に本店を構え、「根のある暮らし」を提案するアパレルショップです。

が、正直私は困っていました。
この一文を書いてみても、全く群言堂が目の前に現れてこない。すべて、事実なのです。が、それでいて、ひとつも本質をついていない。

しかも、群言堂の広報担当、三浦さんに紹介文を書くのでと依頼して送られてきた写真は、そのほとんどが石見銀山大森町の自然を切り取った写真。ますます困りました。これは群言堂の写真ではないじゃないか!!

珍しく、書いては消す、書いては消すを繰り返して数日がたったころ、突然にイメージが自分の中に降りてきたのです。

「群言堂は石見銀山大森町にある人々の生活、そのものである」

この町に数カ月住んでいるうちに知り合った友人たちと過ごした時間を振り返ってみました。
時に仕事の合間を抜け出して、山に入り山芋を掘ったり、イノシシを捕まえてみたり、日が暮れると老いも若いも集まって囲炉裏を囲んだり。地元の食材をわけてもらうことも、満点に輝く星空のもと凍えながら流れ星を待ったりも。

群言堂の友人は、町の神社の社務所に住み、ヤギを飼い、地元の草花をイラストにして洋服のデザインに取り込んだり、染料となる植物を求めて山に入ったり、昼休みにヒラタケをとりに山へ猛ダッシュして実はこっそり午後の仕事に遅れたりしています。(あ、ここだけの話ですよ。)

この生活そのものが群言堂。社名が「石見銀山生活文化研究所」なのも納得がいきます。

さてさて、結局どんなお店なのかよくわからないって?
だからこそ、見に来てほしいのです。群言堂で売られている商品は、ひとつとしてとりあえずというものがありません。どれも上質で気取らなく、何年先も付き合っていける。まさに「根のある暮らし」を目指したものばかり。

でもね、実は私もまだこちらの洋服には手が出せていないのです。結構ドキドキするお値段。いつか誰かのために、自分のために、生活に取り入れたいあこがれのような存在です。

石見銀山の町で、小さな発見をたくさんして、それを群言堂の中で再発見し、自分の日常に連れて帰るというのはいかがでしょうか。

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群言堂(石見銀山生活文化研究所)
http://www.gungendo.co.jp/
本店:〒694-0305島根県大田市大森町ハ183

文責:ヒヨリブロート塚本

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町の話④ 瓦 [町のこと]

*町の話④ 瓦*

島根県石見地方と言えば、この赤い瓦に山陰らしい曇り空。
(と言いつつ、写真の片方は昨年11月の快晴の時のものですが)

石州瓦といって、島根県江津市の都野津を中心に作られている、日本三大瓦の一つです。石見銀山のある大田市でも生産されおり、少し小高い丘から見下ろすと、この赤が美しいです。

赤といっても、もともとは出雲地方の銅を含んだ土を釉薬に使用したことが始まりとのことで、錆びた鉄の朱の「あか」色というのが近いでしょうか。

ただし、こればかりは見てもらってこそ、本当の魅力が伝わるってものです。焼き物は炎の当たり具合や、釉薬の微妙なかかり方によって、色や質感が異なってきます。そのため、魚のうろこの七色に輝くさまのように、一枚一枚が微妙に異なる光を放っています。写真では、到底伝えられない!

この美しさは、紅の豚の舞台ともいわれるドブロヴニクにも劣りません。あちらは、快晴の青に生える美しさですが、石州瓦の美しさは、やっぱり曇天のもとが一番。

繊細に鈍色の光を放つ瓦を見ていると、うっとおしい曇り空さえも愛おしく思えてくるのですから不思議です。

ここいらで、一緒に来た友人に話せるひとネタを。
石見銀山の町並みのアスファルトには、瓦が混ぜ込まれているそうで、光を反射してキラキラと輝きます。この美しさは夜が格別なのですが、、、石見銀山の夜は空いているお店がほぼない。。。
ちらっとご飯を食べに夜に立ち寄ろうなんて考えは甘いのです。

私も、いつか仕事抜きで、石見銀山の宿「ゆずりは」か「他郷阿部家」に1週間ほどゆっくり宿泊して、夜な夜なキラキラ輝く道を眺めて過ごしたいなぁと思うのでした。

文責:ヒヨリブロート 塚本

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町の話③ 城上神社のしめ縄 [町のこと]

町の話③ 城上神社のしめ縄

おや、このしめ縄、、、と思われた方は、ご名答。

そうです。島根県といえば、神の国。出雲大社が有名ですが、石見銀山大森町には、出雲大社のようなしめ縄を掲げる神社があるのです。
(もちろん、サイズは小さいですよ!!)

それが、町並みの最も下にある城上神社(きがみじんじゃ)です。
こちらは、出雲大社と同じく、大国主命をまつった神社で、しめ縄の向きも左から始まって、右で終わる編み方になっています。
(一般的に、左が上位と考えられているので、右始まりの左向きのしめ縄が全国的にみると多いのです)

しめ縄ってじっくり見ると、芸術作品なんですよね。3本の稲を結った綱をねじりながら編んである。消して、ねじってあるだけではないんです。

とある、パン職人が、これをブレッツェルで再現できないかと昨年末に何度もチャレンジしておりましたが、結果は、、、。

ぜひ本物のすばらしさを間近で感じてほしいです。

今も、気になっているのですが、参拝の仕方も出雲大社と同じように二拝四拍手一拝なのかということ。特に指示はないのですが、何となく私は出雲大社に通ずるものを感じて、四拍手でお参りしています。

この投稿を、もし大森の観光に詳しい方が見ていらっしゃいましたら、本当のところはどうなのか、教えてもらえたらうれしいなぁと思います。

文責:ヒヨリブロート塚本

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町の話② 熊谷家住宅 [町のこと]

町の話② 熊谷家住宅

今日は石見銀山の町並みでは下側に位置する、歴史的な建物、熊谷系住宅を。

こちらは、1801年享和元年に作られた建物で、銀の採掘で栄えた当時の栄華を今に伝える建物の一つです。

照り付ける道から一歩建物の中に足を入れると、高く広々とした吹き抜けの天井と、外からは隔離されたかのようなひんやりと爽やかな空間が広がっています。

私、ここの甘酒が大のお気に入り。
麹から丁寧に作られた優しい味わいに、お化粧として落とされた黒糖がなんとも言えず、自然と背筋が伸びます。

季節ごとに変わる襖や絨毯。
強い光を受けても、涼しげに鈍くたたずむねずみ漆喰。
当時の職人が腕によりをかけた、細工を施した和紙。
土間に鎮座する大きなかまどからは、当時の台所の様子が目に浮かぶようです。

いつもは、静かに歴史の物音に耳を澄ますような熊谷家住宅ですが、なんと、今回は旅するひと皿の一環として、「カレーのアキンボ」川岸さんのひと皿をここで食べることができます。

築200年を超える重要文化財で、夏の昼下がりにカレーを。
贅沢とはこういうことを言うんだろうなと思うのです。

文責:ヒヨリブロート塚本

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町の話① 猫 [町のこと]

町の話① 猫

旅するひと皿の開催まで、2カ月をきりましたので、そろそろ私たちが愛してやまない、石見銀山の町のことを少しづつご紹介していきたいと思います。

当日、素晴らしい食事に舌鼓をうちながら、町の魅力をたくさん見つけていただければ幸いです。

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今日、紹介するのは猫。

この町には、猫が多い。静かな夕暮れに町を歩いていたりすると、人間よりも圧倒的に猫に出会う。

そして、どうしたことか、猫たちはこの町の一員として、凛としたたたずまいで私たちを迎える。

カメラを向けると、こんな感じ。役者魂さえ感じられてしまいます。

大森町の人々が守ってきた、石見銀山の古い美しい町並みに猫がこんなにも映えるとは!!

当日、町を歩いていると、猫に出会うことがあるかもしれません。その時は、ぜひとも、大森の町並みと猫を写真に収めてみて下さい。きっと、その景色が石見銀山のお気に入りの場所になることと思います。

文責:ヒヨリブロート塚本

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石見銀山でイベントします! タイトルは「旅するひと皿」です。 2016年8月30日31日(11:00~) 島根県大田市大森町(世界遺産 石見銀山)

飲食・物販・ワークショップもあるイベント。

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